夢への投資とお金を借りること
副業や趣味として何かを始める時にお金がどうしてもかかってしまう。そのときに貯まるまで待つか、借金をしてでもすぐにお金を用意するか。どちらの選択肢をとるのがいいかを考える。
お金をかける必要があるのかを知る
まずはやりたいことに必要な物をまずリストアップしてみる。そうすれば”機材のスペック”だとか”固定された場所が必要か”などお金が必要なことが分かる。そのことをリストアップしているから当然だ。そこから今手元にあるもので使えるかどうかを検討していく。持っている物が使えるとなれば費用を掛けなくて済むうえにすぐに取りかかることが出来る。
手元にあるものでは出来なくはないけれどちょっと不安があるという場合は新しく用意した方が良い。最初のうちは騙し騙しでなんとかなっていても、スキルがついてきたり慣れてきた頃に不満が募ってくる。もしかしたら最初に勉強が必要で、勉強に使うという場合にはイライラがどんどん溜まっていき、やりたくなくなるかもしれない。そう考えると能力不足な機材はプライベートで使っているならそのまま、もしくはメインの機材が故障したときのサブとして使う方がいい。
そもそも手元にないときは当然新規で用意しなければならない。しかし、いきなり必要だからといって要件を満たす物を買えばいいわけでも無い。もしそれがパソコンのようなものならいつかやってみたいなと思っていることまでカバーできるようなスペックのものを買った方が良いし、工具のようなものならある程度良い物を買った方が正確な仕事をメンテナンスしながらでも長くしてくれる。間違っても今必要だからとりあえずで揃えるのは辞めた方が良い。長期的に見てマイナスになる。いわゆる安物買いの銭失いというやつだ。
そして無料で始めてみることができるならまず始めよう。アカウントを作ったリ広告を強制的に見る必要があったり面倒なことはあっても実践に敵うものはない。無料で始めてから不満に思ったこと、オリジナリティ、既存のものを組み合わせるなど様々な要素をお金を掛けて作り上げれば良い。ネット環境さえあればオンライン上のことは無料で試せることが多いためネット系のことがやりたい人はまず無料のものを頼るといいだろう。
どのくらいお金を掛ける?
日本のトップYouTuberであるヒカキンさんはYouTubeを始めるに当たって世界で一番の人が使っているものを全て揃えてから始めたそうだ。世界でトップに立っている人はそれはそれは高スペックなものを使っているだろうから金額もかなり高い。
趣味や副業で何かやろうという人はいきなりそんな大金だせることはまずない。養う家族がいたり給料が低く生活すら困難になるかもしれなかったり理由は様々でもすぐに百万円とかをぽんっと出す人はいない。
そうなると最低限の機能を満たしていればいいやとなりがちだ。しかし、最低限の機能で本当に足りるのか考えて欲しい。買ったはいいが思ったよりも使いにくくてもっと上のグレードの物を買い直すという経験はないだろうか。これが初期投資を惜しまない方が良い理由になる。
かといって、いきなり最高グレードを買いましょうという話では無い。有名メーカーのミドルグレード以上を選べばそれでいい。
有名メーカーを選ぶ理由は単純にユーザーが多く素人が使っても教えてくれる人がたくさんいるし、確かな品質があるということだからだ。そして、なぜミドルグレード以上なのかというとハイエンドのものは使わない・熟練しないと使いこなせない機能まで含めまれているからだ。
素人にハイエンドモデルの材質の違いが分かるわけもないし、ハイエンドゆえの機能があることも多い。いずれは購入するかもしれないが、まずはエントリーモデルよりもしっかりして、必要な機能は十分にそろっているミドルグレードでいいではないか。ハイエンドのものにしか無い機能はなくても困らないと言うことなのだから。ただ効率があがったりするだけで。
初期投資のお金がないときは?
これまでどこにどのレベルでお金を掛けるかの話をしたが、そもそも掛けるための元手がないこともあるだろう。そういうときに副業として使う物なら借金をしてでも揃えたほうがいい。
ローンを組めば返済に長い月日はかかっても実物は手元に来る。そして利益を生み出して本業と副業合わせてそれなりの額を稼げればローン分のお金はまとめて一気に返済すれば良い。そうして次のグレードの高い機材を購入するためにまた貯めてもいいし、生活の質を上げることに使っていってもいい。そこは自由だ。
趣味としてのものならば”積極的に借金を”とは言えない。収入に変化が起こるわけでもないからだ。それでも趣味から本業の発展に繋がることもあるだろうから購入後の自分の満足度がどれだけ続くかでローンを組むか貯めてから買うか決めればいいだろう。まともな金銭感覚が残っているならばの話だが。
初期投資で変わるその後
実は初期投資でその後のモチベーションも変わってくる。ある程度高価なものを買うと使わなければという意思が働いて自然と取り組む。逆に安い物だとまあいっかで使わなくなることもある。そういった面を含めて夢へ向かうためなら惜しむこと無くお金を掛け、ときには借金をして(ローンを組んで)でも行動した方が良い。行動した方が良い理由はこちらをご覧いただきたい。
お金を惜しむ程度なら本心からやりたいと言えない。あまりにも巨額ならば貯める期間を設ける必要があるかもしれないがそこそこの額で始めてもいいじゃないか。
始めなければ何も得ることはない。行動と合わせてお金に関しても積極的に動かしていこう。