スイ’S LOG

主にセクシャルマイノリティ(アロマンティックやアセクシャル多め)について発信していきます。たまに関係のない思ったことも書きます。

炎上商法や炎上しやすいものの傾向

炎上しすぎな昨今のネット世界。どうしてここまですぐに何でも炎上するのか考察してみた。

 

炎上商法で人が集まると思っている

 まず炎上商法がどういったものかだが、ある一部の特定の人たちをターゲットに批判(それはしばしば軽蔑や蔑みである)をして一時の話題を集める手法である。

 この手法は確かに人目に多くつくことは間違いない。Twitterではトレンドに入り、何度もタイムラインに表示される。さらにテレビにも取り上げられ内容の認知度は高くなる。そして、基本的にフォロワーなどが増える傾向にある。その人が認知され、興味を持つ人が増えるからである。

 

 しかし、この手法は諸刃の剣なのは言うまでも無い。新たに認知をしてもらえる一方で以前から見てくれていた人たちが離れる理由にもなる。新しく認知されたが売れたのは自分の実績・名前ではなく悪名だけなんてこともあるだろう。まあ、名前を広めることが目的なのだとしたら最初の一回は成功でも二回目以降も同様のことを行えば飽きられるだろう。少なくとも私は明らかな炎上狙いの人は一方的に見ているだけでも離れたくなる。

 

 炎上商法で集めた人がいつまで熱心に自分のコンテンツを見てくれるのかも重要な問題だろう。炎上中は頻繁にネット記事やテレビ、仲間内で話題になるため情報を集めるために該当のコンテンツを見る。そして、時が経って炎上していたこともやがて興味関心の飽きが来て誰も触れなくなる。そうなったときに炎上した内容で興味を持った人はコンテンツを継続して見てくれるかと問われれば答えはノーとなる

 世間の流行だから見ていただけで個人的に興味はないのだ。炎上商法とは結局一時的に悪名を売って自らのコンテンツの寿命を縮める。様々な界隈から意味の分からないアンチが湧いてくるのも寿命が縮まる理由に含まれるかもしれない。

 

炎上しやすいものはなに?

 今の日本でまず間違いなく炎上するのが政治、男女差別についてだろう。政治については今更言うまでも無く議論の対象になるのは昔から変わらないだろう。

 その議論がなぜ議論に止まらずに炎上のようなレベルまで発展するのかというと、ネットニュースの見出しだけ見て本文を最後まで読まないからである。ネットニュースの見出しは情報操作といっても過言ではないほど話題性しか考えていない。このやり方は炎上商法に近しいものがある。報道を生業としているのならば記者やニュース記事のライターの人たちには事実を印象操作することなく淡々と正確に伝えてもらいたいものだ。

 

 話が逸れたが次の男女差別についてだ。これも言うまでも無く過敏に反応する人がいて炎上するのは自明だろう。フェミニストだなんだと一括りにしてそっちがそうならこれはどうなんだ、こっちはこうだぞと批判しやすいのが主な理由だ。

 

 政治、男女差別についてはこれくらいにしてこれ以外の炎上しやすいものの話をしよう。それは”範囲が大きすぎる批判”である。批判する以上多少の攻撃を受けるのは仕方が無い。しかし、必要以上に炎上するのは批判したつもりの無い層にまで批判が届くからだ。

 例えば、「Aの商品は全く役に立たない。ゴミ屑である。」というレビューをしてこれが火種になったとする。そうすると、この商品の一部の機能が書き込んだ人にとって不要だったのかもしれない。本当に品質が悪くゴミを買ったのなら正しい。

 このレビューを見てAの商品を本当に良いと思っている人が「この商品のここは優れてますけど!!」と突っ込む。そして、感情的にそのコメントに返信する。そのコメントにやはり感情的になって返信が返ってくる。これが繰り返され、人目に多く触れて炎上に発展していく。

 

 どうやっても批判したい人がいるので必ず避けられる訳では無いが、批判するなら範囲を絞った方が多少なりとも炎上は避けられるのでは無いだろうか。もちろん法を犯していたりグレーゾーンなことをしていたら避けられるものでは無くなってしまうかもしれないが。。。