スイ’S LOG

主にセクシャルマイノリティ(アロマンティックやアセクシャル多め)について発信していきます。たまに関係のない思ったことも書きます。

AロマやAセクの結婚について

 現代では生涯未婚でも何も言われづらくなってきていますが、それは理解のある一部の人からだけ。実際は、まだまだ昔からのように「結婚しろ」や結婚したらしたで「子供はまだか」などと言われることが多いと思います。

 そんな世の中で恋愛感情がわからないアロマンティック性的感情が他者に向かないアセクシャルの人達はとても生きづらく、悩むことが多いと思います。幸いにも私は年齢的にもまだしつこく結婚だどうだといわれることはないのですが、今後言われるのだろうなと思うと少し気が滅入ります。

 

 今回はアロマンティック・アセクシャルである私が個人的に結婚について思っていることを語ろうかと思います。

 まず、結婚というもの自体には興味はありません。それが恋愛の果てというのならばなおのこと関心すらありません。けれど、結婚というものがお互いに安心して一緒に居られるように努力し、思いやり・尊敬を持ったうえでの関係を構築するための手段であるというならば結婚もいいのかなと思います。けれど、結婚なんてしなくても同棲や隣同士に住んでお互いの自由を確保していれば、結婚というものはしなくてもいいとやはり思います。

 結婚するということに何かメリットを探すのならば、世間的にあの人は結婚しているというステータスを得ることくらいだと考えています。その他にメリットがあるとは思っていません。そして、結婚のデメリットに関してですがデメリットらしいデメリットもありません。強いて言うならば書類手続きがあるくらいでしょうか。

 

 私自身が誰かと一緒にいることに何かを求めるとすれば、無言でいるのが気にならないことお互いに尊敬をもって接し合えることだと考えています。

 一緒にいるときに常に何か喋っていないと不安になるような相手ならば共に生活をしていくことは困難を極めるだろうし、尊敬をお互いにできていなければどちらかは確実に自尊心が削れていくと思います。

 

 そのようなことを考えているとやはり結婚したいと思うことはないけれど、大切な人がいつでも会える距離にいてくれればそれで十分かもしれないなと思います。過去の記事に書いたこともあるのですが、世間的な恋人は要らないが、生きる上でのパートナーは欲しいという感じです。

 人間というのは強くないので独りで生きるには辛いことが多く、それを一緒に乗り越えられる人がいてくれればそれでいいと思います。いつまでも結婚しないのかなど言われることはあると思いますが、自らの価値観のなかで結婚という選択肢を選ぶかどうかです。結婚したいと思った人がいればすればいいし、傍にいたいとだけ思うならば傍にいればいいと思います。ただし、お互いにしっかりと価値観を共有することは前提条件になると思います。